メールマガジン 週刊「理容室・美容室の経営法務」 バックナンバー
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  週刊「理容室・美容室の経営法務」 第14号 2006年1月25日発行
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     <発行元:行政書士 森法務事務所 毎週水曜日発行>
  URL:http://www.ribiyou6pou.com/ MAIL:magazines@ribiyou6pou.com
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 ○今週の記事
  ・今週の話題:「雪下ろし詐欺」にご注意を!
  ・耳寄り情報:15ヶ月間で15kgのダイエット法(3)
  ・法律の知識:法律は、なぜ守らなければならないのか?
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★☆今週の話題:「雪下ろし詐欺」にご注意を!☆★

 みなさま、こんにちは! 行政書士の森です。
今週も、どうかよろしくお願いいたします。

 さて、今週の話題ですが、最近の大雪に便乗して、主に東北地方や北陸地方
で、代金の見積もりを取らずに「雪下ろしをしますよ」などと話をもちかけ、
除雪作業をした後で高額の代金を請求するという悪徳業者が出現しています。

 この「雪下ろし詐欺」の厄介なところは、「雪下ろし」が「特定商取引法の
指定役務」に、明文では記載されていないことにあります。

 どういうことかといいますと、例えば訪問販売業者から電話機などの商品を
購入したり、貸与契約を結んだような場合には、「クーリング・オフ」により
一定期間内であればほぼ無条件で一方的に解約する事ができます。
 ただし、この「クーリング・オフ」が認められるのは、「特定商取引法」で
定められた一定の商品、役務(サービス)に限られています。

 したがって、「特定商取引法」で定められた商品、役務(サービス)のリス
トの中にないものについては、例え訪問販売によるものであっても、「クーリ
ング・オフ」の制度は利用することができないのですね。

 しかし、最近この手の悪徳業者が増えてきた事から、経済産業省は雪下ろし
や雪かき作業を、特定商取引法ですでに指定役務となっている「住居の清掃」
の範囲に含めるとの見解を示し、各都道府県に通知しました。

 これにより、訪問や電話で雪かきや雪下ろしの話を持ちかけられた場合は、
『作業後でも』、契約書を受け取ってから原則8日以内なら解約し、料金返還
を求める「クーリングオフ」の制度が利用できることになります。

 なお、商品販売のクーリングオフでは、解約後に商品を返す必要があります
が、役務(サービス)の場合には料金の返還を受けたとしても、すでに受けた
分の役務(サービス)を返す必要はありません。したがって、雪下ろしの場合
でも、すでに雪下ろしが完了していたとしても、「クーリング・オフ」をする
ことが出来るのですね。

 なお、経済産業省では「クーリングオフが適用できることが周知されれば、
悪徳業者は『骨折り損のくたびれもうけ』になる」とみているようです。

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★☆耳寄り情報:15ヶ月間で15kgのダイエット法(3)☆★

 前回の続きです。今回は、朝食の摂り方についてお話させていただきます。 

1.朝食は「生姜入りの紅茶」と「ニンジンベースの野菜ジュース」を、それ
  ぞれ1杯(約200ml)ずつ摂取。

 まず、「生姜入りの紅茶」についてですが、これは前回ご紹介した本「どん
な病気も『温めれば治る!』」の著者である石原先生が、特にお勧めしている
ものです。詳細は検索エンジン等で「石原結實」と入力して検索していただけ
れば良いかと思いますので、ここでは簡単に紹介させていただきます。

 まずは、だいたい親指の爪先程度の分量の生姜をすりおろし、紅茶の中に入
れます。本来ならすりおろした生姜をガーゼで搾るのですが、私は面倒くさか
ったので、直接そのままカップに入れていました。そして、ハチミツまたは黒
砂糖をお好みに応じていれます。これで完成です。

 次に「ニンジンベースの野菜ジュース」です。これも、「どんな病気も『温
めれば治る!』」に詳しく書いてありますので、できればこの本を購入されて
お読みになる事をお勧めいたしますが、だいたいニンジン2本とりんご1個を
ジューサーで搾ってつくる生ジュースです。

 もっとも、これはコスト的にも手間の面でも大変でしたので、私の場合はこ
れと配合比率の近いオーガニック社の野菜ジュースや、伊藤園の「充実野菜」
で代用していました。

 朝食はこれだけです。パンなどの固形物はとりませんでした。当然、昼食ま
ではお腹が持たず、御膳11時頃になるとかなりの空腹感に襲われる事になり
ます。ここが試練のときです。しかし、なんとか頑張って1週間程度続けます
と、だんだん体が慣れて、むしろ体が軽くなったような感覚になり、「心地よ
い空腹感」に変わっていきますので、それ以降は楽に続くようになります。
(次号につづく)

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★☆法律の知識:法律は、なぜ守らなければならないのか?☆★

 前回の編集後記についてのお話です。本来なら、その続きは今号の編集後記
で取り上げる予定でしたが、「ホリエモン逮捕」という衝撃的なニュースをう
けて、今回はひとつの記事として取り上げたいと思います。

 さて、前回の編集後記では「ウ○コはなぜ臭いか?」という、大変「哲学的
?」なテーマを取り上げましたが、この文章で私が何が言いたかったのか、そ
れは、あるものの存在を説明する場合、例えば
「ウ○コには、なぜクサイ臭いがついているのか?」について
「もし、それがなかったらどうなるか?」
 =>もし、ウ○コに臭いがなかったらどうなるのか?
「もし、それが別のものであったらどうなるのか?」
 =>もし、ウ○コからいい香りがしたらどうなるのか?
を考える事は、実は法律について考える場合にも、重要な視点なのだというこ
とです。

 例えば、「何で、こんな法律があるのだ?」を考えるということは、
「もし、その法律がなかったらどうなるのか?」、これは言い換えると
「その法律が制定される前には、どんな問題が生じていたのか?」を考えるこ
とに行き着くわけです。ちなみにこれを「法律の制定趣旨」とか「制度趣旨」
といいます。

 また、ある法律が改正されたような場合には、
「なぜ、その法律が改正されたのか?」
「改正前の法律では、どんな不都合が生じていたのか?」という視点です。

 法律の中には、殺人や窃盗を犯したものを罰するといったように、
「法律で決まっているから、やってはいけない」のではなく、
「そもそもやってはいけないことを、法律であらためて『確認』しておく」
といった性質のものと、さまざまな社会的背景により、
「こういう問題点が発生したので、こういうルールを決めておきましょう」
といった性質のものがあります。

 例えば、今号の冒頭で紹介した「特定商取引法」という法律です。この法律
の前身は「訪問販売法」なのですが、なぜ「訪問販売法」が制定されたのか?
その背景を探っていくと、「訪問販売法」が制定される以前に、非常に悪質な
訪問販売業者が世の中にはびこり、そのために泣いていた大勢の被害者がいた
にもかかわらず、法律の不備からその被害者達の多くは「泣き寝入り」を強い
られるという、社会的な問題に行き当たるのですね。

 そして、このような問題を解決するために立ち上がった弁護士などの法律家
や市民団体、被害者たちが、世の中を変えるために血のにじむような努力をし
て、それがやがて、マスコミなどの世論動かし、ひいては国会をも動かして、
法律の制定となって結実するのです。

 みなさんは、「法律というものは、お上が勝手に決める」ものだと誤解して
いませんか? この考え方には、二つの意味が込められています。
 性善説の立場に立つ人は、「法律というものは、お上が世の中を常に見渡し
ていて、国民のために、何か問題点があればそれを解決するために法律や行政
サービスをすぐに提供してくれる。」と考えています。
 性悪説の立場に立つ人は、「法律というものは、結局のところ国民不在のと
ころで、お上や一部の金持ちの都合のいいように、勝手に決められる」と考え
ているでしょう。
 この考え方は、いずれもまったくの間違いであるとは言い切れませんが、し
かし、どちらも正解であるともいえません。
 法律の中には、大勢の被害者達の涙や、それを解決するために立ちあがった
被害者自身、あるいはそれをささえる人間達の血と汗とが蓄積されて出来上が
ったものも、いっぱいあるのですね。

 先日あるTV番組で、ライブドアの堀江社長が逮捕された件について、丸山
弁護士が「法律と言うものは、じつは大変泥臭いもので、ひとつの法律が出来
上がるためには、大勢の人間の涙や、血や、ことによると命が犠牲になってい
るのですよ。」といったような趣旨の発言をされておりました。

 堀江容疑者逮捕の理由は「証券取引法違反」。私は「証券取引法」について
は全くの素人ですので、正確にはいえませんが、ただ、やはり「証券取引法」
という法律も、それを探っていけば、やはり「その法律がなぜ存在するのか」
の社会的背景が、きっとあるはずなのです。

 理容師法、美容師法も、またしかりです。軽い気持ちで「無免許営業」を行
っている方も、残念ながらこの業界ではまだ多いようですが、法律を守るとい
う事は、詐欺や窃盗のように「誰が見ても悪い」ことを「しなければいい」と
いうものではないのです。「これくらいならいいや」という気持ちが、あとで
とんでもない結果をまねくかもしれないのですね。

 それにしても、六本木ヒルズの豪邸から拘置所とは・・・

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<ご注意>
 当メルマガの記事は、法律の専門家では無い方を対象に、なるべく解り易く
読んで頂けることを基本コンセプトにしております。したがって、内容の厳密
さという点では、多少いたらない点もございます。
 実際にこの記事に書かれているようなトラブルを抱えている方につきまして
は、当事務所もしくは他の法律専門家の方に、個別に相談されることをお勧め
いたします。

 ※当事務所ではすでに起きてしまった法的なトラブルに対する示談交渉、
  和解、訴訟代理等の業務は行っておりません。

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<編集後記>
 激動の1週間でした。前回のメルマガ配信時には、予想もしなかったことで
す。ちなみに、私のウェブサイトのうち記事の部分については「ライブドア・
ブログ」を使用しています。ライブドアを選んだ理由は、特にホリエモンのフ
ァンであったとか、そういうことではなく、私がサイトを開設した当時、商用
利用が可能で、かつ独自ドメインが利用できる比較的安価なブログサービスは
他には見当たらなかったのですね。
 なお、当事務所のウェブサイト『理美容六法.com』については、当面は引き
続き「ライブドア・ブログ」を使用していきます。正直なところ、あまり気持
ちのいいものではないのですが、法律家としては「裁判で有罪が確定するまで
は、被告人を犯罪者扱いはしない」ことが、正しい態度かもしれませんので。
 ただ、先週の木曜日に、これからブログを開設しようと思っている友人に対
して、「ライブドアはなかなかいいですよ。」とお勧めしてしまったことは多
少後悔しています…まだ契約していなければいいのですが。

 それでは、次号もよろしくお願いいたします。

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