メールマガジン 週刊「理容室・美容室の経営法務」 バックナンバー
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  週刊「理容室・美容室の経営法務」 第32号 2006年5月31日発行
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  <発行元:司法書士・行政書士 森法務事務所 毎週水曜日発行>
  URL:http://www.ribiyou6pou.com/ MAIL:mailmaga@ribiyou6pou.com
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 ○今週の記事
  ・理美容室経営者のためのSEO対策法(12)
  ・理容室・美容室経営における合同会社の活用法(1) 
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★☆理美容室経営者のためのSEO対策法(12)☆★

 みなさま、こんにちは! 司法書士・行政書士の森です。
今週も、どうかよろしくお願いいたします。

 さて、前回に引き続きSEO対策の「外部要因」について書いていきます。
 私が当初『理美容六法.com』を立ち上げたときには、9月にサイトを公開し
てから11月までの約2ヶ月間は、キーワードをずばり『理美容六法.com』と
して検索をかけても、まったく検索結果に表示されませんでした。

 当時は、まだ検索エンジンの「ロボット」の巡回パターンについて、理解に
乏しかったのですね。そこで、これを期にいろいろと調べて見たのです。
 そのとき解ったのが、単にウェブサイトを作成して、サーバーにアップロー
ドしたとしても、その状態では「陸の孤島」ならぬ「ネットワークの孤島」で
あるということです。

 例えば、ある原野を開拓して町をつくったとしても、その町に人や車が往来
できるように道路や鉄道を引いてこないことには、その町にはいつまでたって
も人が訪れる事はない「陸の孤島」となるでしょう。
 自分の町に人が訪れるようにするには、まず他の町や幹線道路から、自分の
町にアクセスできるような交通網を整備する必要があるということです。
 そして、自分の町へアクセスするルートは、基本的には多ければ多いほど良
いということになります。例えば、自分の町へアクセスできる道路が一本しか
ないよりも、複数の道路でアクセスできるほうが、より自分の町の活性化が期
待できることになります。

 それと同様に、作成したウェブサイトのデータを自分のパソコンからネット
ワークサーバーに単にアップロードするだけでは、人のアクセスはもとより、
検索エンジンのロボットの来訪も、期待できないということです。
 実は、少々意外に思えるかもしれませんが、検索エンジンのロボットは、す
でに検索エンジンに登録されているサイトたどりながら巡回をしています。
 したがって、すでにその検索エンジンに登録されているサイトから、自分の
サイトへの道=リンクを作っておけば、ロボットはその道をたどって、自分の
サイトにも「寄り道」をしてくれるのですね。
 このように、人や検索エンジンのロボットが、自分のウェブサイトに来ても
らうようにするには、他の人がすでにアップしているウェブサイトから、自分
のウェブサイトへの道をつくる、すなわちリンクを貼ってもらうことが必要と
なります。そして、このリンクの数は、ある程度は多い方がよいといえます。

 ちなみに、私のサイトの場合でも、他のサイトからのリンクを増やした事に
よって、検索エンジンのロボットにサイトの存在を認識してもらう事が出来、
検索結果に表示されるようになりました。

 なお、Googleなどの検索エンジンでは、自分からアドレスを検索サイトに登
録して、検索結果に表示させるような手段も一応設けられています。
http://www.google.co.jp/addurl/?hl=ja&continue=/addurl
 もちろん、この方法はやってみるべきです。しかし、この方法を使わなくて
も、他のサイトからリンクを呼び込む方法によって、検索結果には表示される
ようになります。また、逆にこの方法でサイトを登録しても、なかなか検索結
果には表示されない事も多いです。

 さて、この方法によって、新規にアップロードしたサイトを検索エンジンに
拾ってもらうことは可能になります。しかし、例えばあるキーワードによる検
索結果が、第1000位に表示されるようでは、ほとんど意味をなしません。
 問題は、ある程度上位に、できれば20位以内くらいには表示されないと、
自分のサイトのアクセス数の向上にはつながりませんよね。

 それでは、自分のサイトの検索結果を上位に表示させるには、どのようにす
れば良いのでしょうか?(次号に続く)

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★☆理容室・美容室経営における合同会社の活用法(1)☆★

 会社法の施行によって、新たに設立が認められた「合同会社」は、理容室・
美容室の経営にどのように活用できるのでしょうか?
 合同会社のもつ性質から、次のような活用方法があるものと思われます。

○「一人会社」を合同会社で設立

 合同会社は株式会社と比較して、設立費用が安く、また、組織がシンプルに
出来るため、運営コストも安く済みます。また、従来の合名会社や合資会社と
異なり、社員1名でも設立できます(※)。
(※会社法の施行により、合名会社については、社員1名での設立・存続が認
められるようになりました。)

 さらに、個人事業や合名会社とは異なり、社員の責任は「有限責任」です。
もっともこの点については、社員が自ら会社の業務執行を行うような場合には
金融機関等は社員の個人保証を求めることが多いので、結局は「無限責任」に
近い形となってしまうケースもあります。
 しかし、その場合でも、個人事業や合名会社の「無限責任」と比較すれば、
責任を負うのは個人保証をした金融機関等に限られてきますので、ある程度は
「リスクを読む」ことが出来ます。
 もっとも、いくら「有限責任」だからといって、好き勝手な放漫経営をして
いますと、「会社の経営者としての責任」を負わされることにはなりますが。

 また、合同会社は「法人格」を有しますので、店舗などを法人名義で保有で
きることはもちろんですが、税制上も当然法人扱いとなります。したがって、
ある程度事業規模が大きくなってきた場合には、個人事業よりも税率が低くな
ることや、経費として認められる支出の範囲も広くなることから、節税効果が
高くなります。

 つまり、合同会社は、個人事業と比較して、有限責任であることや税金面で
有利であるというメリットがあり、一方で株式会社と比べて、より個人事業に
近いようなシンプルな組織で、柔軟かつローコストでの経営が出来るというメ
リットの、二つを併せ持っているということがいえます。

 ところで、現在の中小企業の多くが「株式会社」形態をとっているのは、や
はり「株式会社」の方がいろいろな意味で信用力が高いという実情があるから
でしょう。
 しかし、すでに当メルマガで見てきたように、新会社法の施行後には、一口
に「株式会社」といっても、資本金1円、取締役1名の会社から東証一部上場
の大企業まで、玉石混交の状態になります。
 これはすなわち、「株式会社ブランドの大衆化(?)」を意味します。要す
るに、これからは単に「株式会社」というだけでは、ブランドにも信用力にも
ならないという時代に入っていくわけですね。

 言い換えますと、会社の形態よりも、その中身がより重視される時代になる
ということです。したがって、「合同会社」という耳慣れない会社名よりも、
「株式会社」の方が信用力がありそうだというイメージは、あと何年かは続く
かもしれませんが、だんだんと無くなっていくのではないでしょうか。

 また、一般に理容室・美容室の経営は「会社名」よりも「屋号(店舗名)」
が前面に出ます。お客様にしてみれば、自分の通う理容室・美容室が「株式会
社」であるか、「合同会社」であるか、「個人事業」であるかということは、
あまり気になっていないはずなのですね。したがって、この面では別に「株式
会社」にこだわる理由はないと思われます。

 一方、金融機関に対しての信用力ですが、これもすでに述べてきたように、
会社法の施行によって、金融機関も会社の形態よりもむしろその中身を重視す
るようになると思われます。少なくとも、単に「株式会社」というだけでは、
信用力を持たなくなります。また、一般に理容室・美容室は「現金商売」と言
われていますが、このことは、金融機関などにおいても、かなり有利に評価さ
れている傾向があります。したがって、この点でも、株式会社と比べ、合同会
社が極端に不利になることはないと思います。

 ただし、スタッフの採用面では、「株式会社」と比べて「合同会社」では多
少イメージ的に不利になるかもしれませんね。しかし、この点については、給
与、社会保険、技術サポート、お店の雰囲気、オーナーの人柄などで、カバー
することも出来るのではないでしょうか。(次号に続く)


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<ご注意>
 当メルマガの記事は、法律の専門家では無い方を対象に、なるべく解り易く
読んで頂けることを基本コンセプトにしております。したがって、内容の厳密
さという点では、多少いたらない点もございます。
 実際にこの記事に書かれているようなトラブルを抱えている方につきまして
は、当事務所もしくは他の法律専門家の方に、個別に相談されることをお勧め
いたします。

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<編集後記>
 本日、35歳の誕生日を迎えました。35歳という年齢は、世間では「四捨
五入して40歳」とか、「転職限界年齢」とか、いろいろ言われる年齢でもあ
ります。まあ、私はさして気にしていませんが。。。
(このことをメルマガに書いていること自体、気にしている証拠かも???)
 
 毎年誕生日になると、歳月の経つのが早いことを実感します。ちなみに、私
が行政書士試験に合格したのは、今からちょうど10年前でした。そのときは
特にこれで開業するしようとは思っていませんでしたし、まさか金沢に住んで
いることになろうとは、まったく予想していませんでした。

 10年後、45歳になったときは、どこで何をしているのでしょうか・・・
(とりあえず、それまでこのメルマガは続いているのでしょうか? さすがに
ネタがつきて、やめている可能性のほうが高そうですが。。。)

 それでは、次号もよろしくお願いいたします。

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